仕事を辞める理由で最も多いのは…会社の将来に不安を感じたから


yametai
自己都合で仕事を辞めた人の理由の統計があるので紹介します。
データ出典:雇用の構造に関する実態調査(http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/6-18.html)

●離職の理由のうちもっとも重視した項目
1位:会社の将来に不安を感じたから…15.5%
2位:労働条件(賃金以外)がよくなかったから…14.3%
3位:満足のいく仕事内容でなかったから…13.4%
4位:賃金が低かったから…10.0%
5位:人間関係がうまくいかなかったから…7.3%
6位:他によい仕事があったから…6.1%
7位:いろいろな会社で経験を積みたいから…6.0%
8位:能力・実績が正当に評価されないから…6.1%
9位:結婚・出産・育児・介護のため…4.4%
10位:病気・ケガのため…2.4%
11位:取り敢えず転職してみたかったから…0.6%
その他…13.9%

個別の項目を見ていくと、1位は「会社の将来に不安を感じたから」でした。
世の中社員が逃げ出すような会社が多いということでしょうか。
それとも、倒産して退職金や未払の給料を貰えなくなる前に辞めたほうがいいということでしょうか。

そもそも、会社の平均寿命は23年と言われています。
創業して20年経てば半数の会社が潰れます。
普通の会社員の勤続年数は40年程度ですから、その間に1回や2回は倒産を経験することになります。
倒産する場合はいきなりというより予兆はありますから、倒産すると分かったら会社に見切りをつけることは当然といえば当然ですね。

2位は「労働条件(賃金以外)がよくなかったから」でした。
具体的には残業や休日出勤が多いとか、福利厚生が乏しいということだと思います。

3位は「満足のいく仕事内容でなかったから」でした。
具体的には仕事がつまらない、やりたい仕事ではなかった、ということだと思います。

1位から3位まで、いや、5位まではネガティブな理由ですね。

全体的に見ると、3つに分けられます。
★ネガティブな理由(会社の将来に不安を感じたから、労働条件(賃金以外)がよくなかったから、満足のいく仕事内容でなかったから、賃金が低かったから、人間関係がうまくいかなかったから、能力・実績が正当に評価されないから)
★ポジティブな理由(他によい仕事があったから、いろいろな会社で経験を積みたいから)
★仕方ない理由(結婚・出産・育児・介護のため、病気・ケガのため)

ほとんどがネガティブな理由で会社をやめていることが分かります。
会社を辞めたのは会社が嫌だったからという身も蓋もない結果です。

一方、ポジティブな理由、つまり前向きな転職のため離職した人は全体の12%ほど。
殆どの人は会社が嫌でなければ辞めないと言えます。

参考までに男女別のデータも紹介します。
<男性>
1位:会社の将来に不安を感じたから…18.6%
2位:労働条件(賃金以外)がよくなかったから…13.6%
3位:満足のいく仕事内容でなかったから…13.3%
4位:賃金が低かったから…10.5%
5位:能力・実績が正当に評価されないから…6.9%
6位:人間関係がうまくいかなかったから…6.6%
7位:いろいろな会社で経験を積みたいから…6.3%
8位:他によい仕事があったから…5.7%
9位:病気・ケガのため…2.4%
10位:結婚・出産・育児・介護のため…1.9%
11位:取り敢えず転職してみたかったから…0.7%
その他…13.4%

<女性>
1位:労働条件(賃金以外)がよくなかったから…15.5%
2位:満足のいく仕事内容でなかったから…13.6%
3位:会社の将来に不安を感じたから…9.3%
3位:結婚・出産・育児・介護のため…9.3%
5位:賃金が低かったから…9.2%
6位:人間関係がうまくいかなかったから…8.7%
7位:他によい仕事があったから…6.7%
8位:いろいろな会社で経験を積みたいから…5.3%
9位:能力・実績が正当に評価されないから…4.7%
10位:病気・ケガのため…2.4%
11位:取り敢えず転職してみたかったから…0.5%
その他…14.9%

全体では1位だった「会社の将来に不安を感じたから」ですが、女性より男性の方がかなり割合が高くなっています。男性の場合、家計の大黒柱であることが多く、住宅ローなどの支払いを考えると、長く安定して働ける会社に転職したいと考えるのは当然かもしれません。

女性の場合は特に「結婚・出産・育児・介護のため」の割合が高くなっています。子育てや介護は女性の役割という意識はまだ根強いようです。


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